りんかい線とゆりかもめのおはなし

< お台場の地下を走るりんかい線とゆりかもめの関係についてのお話。見たい人はどうぞ。 >


大赤字・りんかい線
 東京臨海高速鉄道 知る人ぞ知る「りんかい線」という路線が走る鉄道です。
りんかい線は赤字を計上し、臨海副都心を走りながらも「ゆりかもめ」よりも知名度が低いのは何故なのかをチョッと話してみたいと思います。
さて・りんかい線という路線ですが、平成8年3月に新木場〜東京テレポート間を開業させ、平成13年3月に、東京テレポートから天王洲アイル間が開通している路線です。平成14年12月1日には、大崎まで全線を開業しています。
私も休日に度々、お世話になっていますが、お客さんの影が少なすぎますね。特に○○駅なんかは、休日の11時ごろなんかはほとんど人はいないです。(イベント時は込み合うようですが)
運営は第3セクターによるものであり、『地下鉄』というのもデメリットの1つですよね。なにしろゆりかもめは景色を楽しみながら高架レールを走れるわけですし;
第3セクターとは、国や地方公共団体が民間企業と共同出資をした株式会社(多くは)のことです。
東京臨海高速鉄道はJR東日本の出資によって設立されたもので、地方財政に頼れず不良債権の処理でこりゃ赤字にもなるはずです。


さて、ここで1つ言っておきたいこと。駅員の態度・・・
私はこれまで何度もりんかい線に乗ってきましたが、駅員に話しかけると一般人のおじさんと話しているような感覚ですね。
敬語を使う職員を見たのは、東雲駅でパスネットを買った時と、東京テレポート駅でパスネットの使い方について質問した時くらいです。
全線開通時には、どんな記念品があるのかを聞いても、大柄な態度で、「そこで並んでるSuica」との返答でした。他にはないのかと尋ねると、手元にあったらしきパスネットを差し出しました。「1000円。他は売り切れ」とのことでした。
この話の会話、駅員と話しているというシチュエーションとしては有り得ないと思いませんか?
妙なアットホームさも好きではあります^^が、鉄道員なわけですし、もう少しプロ意識を持ってやっていただきたいものです。
(もちろん、りんかい線の職員だけがダメ!と言ってる訳ではありません)


話は変わって、このりんかい線の運賃相当高いです。
2002年の3月より、新木場〜東雲の1区間で200円。天王洲アイルまでの4区間で320円。この地区ですから、仕方ないと思いつつも、通勤・通学で利用するには、相当辛いものがありますよね。
他の文献によれば、この路線の運賃は、何と5年に一度、10%ずつ上げるそうです。常時利用者にとっては悲しすぎます。どうにかならないものでしょうか?
なのに、りんかい線は「赤字」なのです。毎年百億円前後の資金不足となっているようです。
りんかい線の乗客が少ない要因の一つに、「ゆりかもめ」がお台場の公共の足として定着しているからだということが挙げられます。お台場を走る路線と言ったら?と聞いたら大半の人は「ゆりかもめ」と答えそうなものですね。
そして、ゆりかもめの運賃も高いように思えますが、どうせお台場に来たのなら、景色も楽しめる「ゆりかもめ」の方に自然と足が動くのも当然の事だと言えます。
しかしこんな恵まれた地域を走っているわけですから、これから臨海副都心の開発が更に進んでいくことにより、少しでも黒字の方向へと近づくのではないか?とも期待できます。

がんばれ!りんかい線!!